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2026年8月6日、感染症対策研修を実施しました。

令和8年度 第2回感染症対策研修

(日常ケア場面における衛生管理~日常支援・指導に潜む「接触感染」リスクの排除~)

会議名:SORA時津 第2回感染症対策研修
開催日:2026年8月6日(木)
時 間:16:30~17:30
場 所:学習スペース室
出席者:5名
欠席者:1名

1. 研修の目的・背景

 児童発達支援・放課後等デイサービスでは、児童と職員、また児童同士の物理的距離が近く、共有物品や設備を介した「接触感染(交差汚染)」が発生しやすい環境にある。

本研修では、特に接触リスクの高い「送迎」「食事・おやつ」「トイレ介助」「共有おもちゃ・教具の消毒」の4場面に焦点を当て、無意識の不衛生動作(往復拭きや手袋の使い回し等)を是正し、全職員のケア手技を統一・標準化することを目的とする。

2. 研修プログラム・講義及び実技内容

【場面 1】送迎時の衛生管理と車内感染予防

  • 交差汚染リスク: ドアノブ、手すり、シートベルトバックル等の高頻度接触部位からの接触感染。
  • 手技・標準ルール:
    • 乗車前および降車直後の児童への手指消毒(アルコール刷り込み)の徹底。
    • エアコン稼働時も「対角線上(例:運転席と後部右側)の窓を約2〜3cm常時開放」し空気滞留を防ぐ。
    • 送迎終了ごとに行う車内拭き上げ消毒(アルコール/次亜塩素酸ワイプ)の一方向拭き徹底。

【場面 2】食事・おやつ支援時の環境衛生と配膳・介助マナー

  • 交差汚染リスク: テーブル表面の拭き残し・往復拭きによる菌の拡散、介助時の手袋を介した交差感染。
  • 手技・標準ルール:
    • 卓上消毒は「S字を描くように一方向(奥から手前)」に拭き上げ、往復拭き(汚染の再付着)を厳禁とする。
    • 配膳前および食事介助前の手洗い・使い捨て手袋着用。児童ごとに介助を交代する際または異なる物品に触れた際の手袋交換と手指消毒。

【場面 3】トイレ介助・オムツ交換時の汚染拡大防止

  • 交差汚染リスク: 便座、流しボタン、ドアノブ、介助者の手袋を介した消化器系感染症(ノロ・ロタ・腸管出血性大腸菌等)の拡大。
  • 手技・標準ルール:
    • 介助時は必ず使い捨て手袋(必要に応じてプラスチックエプロン)を着用。
    • 使用後の汚れた手袋は「表面(汚染面)を内側にして丸めながら脱ぐ」手順を実技演習。
    • 介助終了後、便座・ドアノブ・手すりをアルコール/次亜塩素酸液で消毒拭き上げ。手袋脱去後の即時手洗い・手指消毒の連動。

【場面 4】共有おもちゃ・教具・遊具の適切な消毒・洗浄管理

  • 交差汚染リスク: 唾液・鼻水が付着したおもちゃや、複数児童が回し使う教具を介した感染。
  • 手技・標準ルール:
    • 材質別の消毒法の統一(プラスチック製:アルコール拭き・乾燥、布製:洗浄および天日干し/除菌スプレー、木製:消毒液を含ませ固く絞った布巾での拭き上げ)。
    • 口に入れてしまったおもちゃの即時回収用「消毒待ちボックス」の運用確認。

3. 研修を通じて抽出された課題と今後の改善策

日常ケア場面研修で確認された現状の課題・無意識の癖今後の具体的改善策・運用統一ルール
1. 送迎衛生・雨天時走行時、車内換気窓の開ける幅の判断がドライバー個人の判断に任されていた。・全送迎車に「対角線2cm開放」のステッカーを掲示。雨天時もデフレクター範囲内で必ず常時換気を実施する。
2. 食事支援・無意識にテーブルを往復拭きしている職員が見られた。   ・おやつ準備時、手袋を着用したまま別の備品(冷蔵庫の取っ手等)に触れてしまう事例があった。・卓上拭き取りは「一方向・S字拭き」を図解したイラストシートを調理場・デイルームに掲示。   ・「直接食品や児童に触れる直前に手袋を着用する」フロー徹底。
3. トイレ介助・手袋を脱ぐ際に外側表面が手首に触れそうになる職員がいた。   ・手袋を脱いだ後にそのまま次の支援に向かいそうになるケースがあった。・手袋の裏返し脱衣の実技チェックを定期的に実施。   ・トイレ出口およびオムツ交換台のすぐ横に手指消毒ボトルの配置を徹底する。
4. おもちゃ消毒・口に含んだおもちゃが他の共有用混ざってしまうリスクがあった。 ・消毒後の乾燥時間が不十分なまま棚に戻されることがあった。・デイルーム内に「消毒待ち(口入れ・汚染用)専用ボックス」を設置。 ・消毒・完全乾燥を行ってから棚に戻すルールを視覚的表示(赤・緑のラベル管理)で徹底。

4. 総括・管理者所感

 日常ケアの中に潜む「接触感染」のリスクに特化して講義および実技確認を行ったことで、職員個々の「無意識の動作(往復拭きや手袋着脱の不備)」が明確になり、共通認識を持つことができた。特に「おもちゃの消毒待ちボックスの設置」や「卓上拭き取り手技の完全統一」は、日々のケア品質と安全性を直ちに向上させる有益な改善点である。本研修の成果を日常業務に定着させ、児童が安心・安全に過ごせる環境維持を徹底していく。

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