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2025年9月20日、救急対応訓練を実施しました。

講習名:総務省消防庁 応急手当WEB講習 普通救命講習編を受講

講習内容:1.応急手当てを学びましょう

     2.応急手当てとは

     3.救命の連鎖

     4.救命に必要な応急手当て

     5.心肺蘇生

     6.心肺蘇生の一連の流れ

訓練内容:心肺蘇生の一連の流れに対するシュミレーション(実技)

心肺蘇生(CPR)を行う際には、救助者と傷病者の安全を確保しつつ、効果的な処置を行うことが重要である。以下に具体的な注意点に留意し訓練を実施する。

1. 安全確認と意識・呼吸の確認

 注意点:

  • **周囲の安全確認(感染症、交通、火災など)**を最優先に。
  • 意識確認では、「大丈夫ですか?」と肩を軽く叩きながら声かけを行う。
  • 呼吸確認は、胸の上下動を10秒以内で確認(正常な呼吸かどうかを見極める)。

2. 通報とAEDの手配

注意点:

  • 一人で対応している場合:反応がない・呼吸がない場合は、すぐに119番通報し、スピーカーモードにする
  • 複数人いる場合:一人が119番、もう一人がAEDを取りに行くように依頼。

 3. 胸骨圧迫(心臓マッサージ)

注意点:

  • 圧迫位置:胸の真ん中(胸骨の下半分)
  • 圧迫深さ:成人で約5〜6cm
  • 圧迫速度100〜120回/分
  • 圧迫と弛緩のバランス:手を離さず、しっかり戻す(完全に胸を戻す)
  • 中断しないことが最重要:除細動や人工呼吸以外では極力中断しない。

 4. 人工呼吸(可能な場合)

 注意点:

  • 感染リスクがある場合は省略可能(胸骨圧迫のみでも可)
  • 行う場合は:
    • 気道確保(頭部後屈あご先挙上法)
    • 1回1秒かけて息を吹き込み、胸が上がるのを確認
    • 圧迫30回 → 吹き込み2回のサイクル

 5. AED使用

 注意点:

  • 電源を入れたら音声ガイダンスに従う
  • パッドを貼る位置:右胸の上部、左脇腹(心臓を挟むように)
  • 「離れてください」と言われたら誰も触れないように(ショック時)
  • ショック後はすぐに胸骨圧迫を再開

その他の重要な注意点

感染対策

  • マスクや手袋があれば着用
  • 人工呼吸の際は感染予防用のフェイスシールド等の利用が望ましい

 子ども・乳児の場合

  • 圧迫の深さや方法が異なる(例:乳児は2本指で圧迫)
  • 成人と同様に心停止が疑われる場合は、ためらわず圧迫

 救助者の体力管理

  • 疲れたら交代する(理想は2分ごとに交代)

 心肺蘇生の終了タイミング

  • 傷病者に明らかな呼吸や動きが見られたとき
  • 救急隊が到着したとき
  • 救助者が疲労で続行困難になったとき

【訓練の様子】

095-865-7803