感染症及び食中毒の予防及びまん延防止のための訓練として、シュミレーション及び感染症の疑いがある児童への対応方法を検討しました。
<シュミレーション>
事業所に1名の利用児が送迎車にて来所。
元気な様子が見られず顔色も良くない。体温は37.5℃、咳嗽、鼻汁症状認められる。
◎対応方法の検討
1. 観察と症状の把握
・体温:37.5℃は微熱の範囲だが、他の症状(咳嗽、鼻汁、全身状態の変化)があるため注意が必要
・元気の有無・顔色:活気がない、顔色が悪い=全身状態が悪化している兆候の可能性
・呼吸の様子:咳がひどくないか、呼吸が速くないか、ゼーゼーしていないか=呼吸器系への影響の可能性
・飲食の状況:水分がとれているか、食欲があるか
2. 医療機関の受診の検討
以下のような場合は、医療機関(小児科または内科)の受診を検討
・元気がなく顔色も悪い(活動性の低下)
・熱が上がる傾向にある、または解熱しない
・咳や鼻汁が悪化している
・食欲不振、水分がとれない
・呼吸が苦しそう、胸がへこむ(陥没呼吸)、ヒューヒュー音がする
・発疹、下痢、嘔吐など他の症状が出てきた
3. 感染拡大防止の対応
感染症の疑いがあるため、以下の対策が必要
・マスクの着用(本人と周囲も)
・手洗い・手指消毒
・タオルや食器の共用を避ける
・人との接触を最小限にする(特に高齢者・乳児・持病のある人)
*感染症の疑い者が発生した時点で感染症BCPに沿って初動対応を行う
4.感染症BCP初動対応に移行
5.消毒、清掃の実施
共有場所(ドアノブ、机、トイレなど)の消毒、清掃を実施しました




