会議名:SORA時津 感染症対策委員会
開催日:2026年8月14日(金曜日)
時 間:16:30~17:30
場 所:学習スペース室
出席者:3名
欠席者:1名
1. 協議テーマ
秋冬期における季節性感染症(インフルエンザ・RSウイルス・マイコプラズマ肺炎・手足口病等の残存流行)の流行予測と事業所事前対策の策定
2. 検討の背景・現状報告
- 地域・周辺機関の動向報告
- 近隣小中学校および保育施設において、夏季からの手足口病・咽頭結膜熱(プール熱)の残存流行が見られる一方、例年より早期に呼吸器系感染症(マイコプラズマ肺炎等)の散発的報告が挙がっている。
- これからの季節、児童の免疫低下や室内密閉傾向により、インフルエンザやRSウイルスの急激な流行拡大が懸念される。
- 直近3か月間の事業所内衛生管理・感染症発生状況の振り返り
- 施設内での集団感染(クラスター)は未発生。
- 来所時検温・手洗いの定着は見られるものの、夕方の活動時や送迎車内における「換気・消毒のルーティン化」について、一部で業務多忙による形骸化の懸念が共有された。
- 衛生・防護備蓄品の棚卸し結果
- マスク(大人用・小児用)、サージカルガウン、ディスポーザブル手袋、次亜塩素酸ナトリウム液(希釈用)、消毒用エタノール、ペーパータオル、非接触型体温計の点検を実施。
- 現時点で直ちに枯渇するものはないが、冬季の急激な使用増に備え、小児用不織布マスクおよび速乾性手指消毒液の予備発注を前倒しで行う必要がある。
3. 協議内容および具体的決定事項
(1)主な対象感染症のリスク分析と初期対応基準
児童発達支援および放課後等デイサービスの利用児特性(マスク常時着用の難しさ、感覚過敏、玩具の共有頻度、送迎時の密閉空間など)を踏まえ、以下の通り初期症状ごとの対応方針を統一した。
- インフルエンザ・RSウイルス・マイコプラズマ肺炎(飛沫・接触感染)
- 初期兆候: 37.5℃以上の急な発熱、乾いた咳、喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒュー音)、倦怠感、機嫌不良、呼吸促迫。
- 対応: 発熱・強い咳を認めた児童は、直ちに他児から離れた「静養スペース(パーテーション設置)」へ誘導。看護・指導担当職員1名が専従で見守り、速やかに保護者へ連絡しお迎えを要請する。
- 手足口病・夏風邪残存株(接触・飛沫・糞口感染)
- 初期兆候: 口腔内口内炎、手掌・足裏・臀部の丘疹・水疱、軽度発熱、よだれの増加、飲食の嫌がり。
- 対応: 水疱がある期間は接触感染リスクが高い。特に排泄介助時(オムツ交換・トイレ介助)の使い捨て手袋着用と、介助後の流水・石けん手洗いを全職員で再徹底する。
(2)受入基準および学級閉鎖時対応の明文化
保護者とのトラブル防止および事業所内感染拡大を防ぐため、以下の基準を厳格に適用することを確認・決定した。
- 学校・園が学級閉鎖・休校・休園となった場合:
- 当該クラスに在籍する児童は、「無症状であっても、閉鎖期間中は原則として事業所利用を自粛いただく」取り扱いとする(潜伏期間中の施設内感染リスク排除のため)。
- 感染症治癒後の再利用基準:
- インフルエンザ: 「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」を出席停止・利用見合わせ期間とする(学校保健安全法施行規則に準拠)。
- RSウイルス・手足口病等: 解熱し、呼吸器症状や水疱の悪化がなく、全身状態・食欲が通常通りに回復していることを確認の上で受け入れる。
(3)日々の環境衛生プロトコルの強化
- 送迎車内の衛生管理:
- 送迎開始前・終了後の2回、ドアノブ、手すり、シートベルトバックルをアルコール清拭。
- 走行中は天候に配慮しつつ、窓を対角線上に数センチ開けて常時換気を徹底する。
- 療育活動スペース・玩具の消毒:
- 口に入れる可能性のある教具・玩具は、使用ごとに除菌拭き取りを行い、別カゴに隔離して洗浄・消毒後に再配置する。
- 換気管理:
- 機械換気(24時間換気)を常時稼働させ、CO2モニター数値(1,000ppm以下)を目安に、30分に1回の定期的な対角窓開け換気を実施する。
(4)職員自身の健康管理・BCP(事業継続)観点の備え
- 職員の予防接種推奨:
- 10月中旬〜11月上旬を目標に、全職員のインフルエンザワクチン接種を推奨。勤務シフト調整等の配慮を行う。
- 職員および同居家族の発症時フロー:
- 職員本人に発熱・感冒症状がある場合は出勤停止(無理な出勤の厳禁)。
- 職員不足が生じた場合のローテーション再編案、および療育提供時間を縮小せざるを得ない場合の「BCP(事業継続計画)発動基準」の再確認を行った。
4. 次回までのアクションプラン
| 担当 | 項目・実施内容 |
| 児童発達支援管理責任者 | ・保護者向け通知文「秋冬期感染症予防および受入基準について(学級閉鎖時の対応含む)」の起案・配布 ・小児用不織布マスク・手指消毒液の予備発注、救急キット内体温計の電池交換・点検 |
| 管理者 | 職員のインフルエンザ予防接種希望ヒアリングおよび10月・11月シフト枠の確保 |