実施場所:児童発達支援・放課後等デイサービスSORA時津
訓練時間:14:30〜15:00
参加者:児童3名、職員4名
訓練種別:事前予告あり/地震発生時の避難訓練
1. 訓練の目的
- 地震発生時における児童の安全確保行動を習得させる
- 利用児の特性を踏まえた適切な避難支援の実践
- 職員間の連携体制と避難マニュアルの確認
- 避難経路・避難場所の安全性・有効性の検証
2. 確認事項
- 事業継続計画(BCP)自然災害編に沿って避難場所、避難経路、避難方法、役割分担等の確認を実施。
3. 実施内容(訓練計画に基づく)
| 項目 | 内容 |
| ① 初期対応 | 「地震発生」の合図により、児童に身の安全を確保させる (机の下へ避難/頭を守る) |
| ② 安否確認 | 揺れがおさまった後、児童の安否確認・落ち着かせる声かけを実施 |
| ③ 避難誘導 | 児童の特性に配慮しながら避難場所(敷地内駐車場)へ誘導(視覚支援カードや個別対応含む) |
| ④ 点呼確認 | 避難完了後に名簿を使用して児童の人数確認・負傷者の有無確認 |
| ⑤ 訓練後のふり返り | 職員・児童へのふり返りを実施し、課題と学びを共有 |
4. 訓練の実施状況(当日の流れ)
| 時刻 | 実施内容 |
| 14:30 | 職員より「地震発生」の合図(ベルと音声)を出し、児童に身を守る行動を指示 |
| 14:35 | 児童が机の下または安全な場所に避難、頭を守る姿勢をとる(ダンゴムシポーズ) |
| 14:37 | 「揺れがおさまった」想定のもと、職員が児童に声かけ・誘導開始 |
| 14:40 | 職員先導で、児童を避難場所(時津役場)へ移動開始。途中安全確認をしながら実施 |
| 14:45 | 全児童の避難完了、名簿による点呼、全員の無事を確認 |
| 14:55 | 施設管理者より講評、児童へのフィードバック・ふり返り実施 |
| 15:00 | 訓練終了、施設内に戻り通常活動再開 |
5. 児童の様子・配慮事項
- 初めて訓練に参加した低学年児も職員の誘導により落ち着いて避難できた
- 障がいレベルが高い児童には、事前説明や職員が一対一でサポートを行いパニックの回避
- 絵カードや「今から〇〇します」の視覚スケジュールが理解の助けになった
6. 職員からの振り返り・課題
- 移動経路が狭く、児童が列から逸れそうになる場面があり、再検討が必要
- 防災リュックの位置が分かりづらく、改善が必要
- 誘導係・点呼係・補助係の役割分担は明確で、連携は良好だった
7. 今後の対応・改善策
- 年2回の避難訓練の実施
- 保護者へ訓練結果を連絡帳等で共有
- 防災備品の定期点検(非常食、飲料水、ヘルメット等)を行う
【訓練場面】

机の下に避難しました!

避難経路

避難場所に向かいます

避難場所である時津役場に到着しました!